シャネルとは
シャネル(CHANEL)とは、ココ・シャネル(本名はガブリエル・シャネルで「ココ」は愛称)が興したファッションブランドです。最初は帽子店 「シャネル・モード」から始まりました。
シャネルは女性たちに新しいスタイルを提案していき、それが見事に成功していきます。例えばジャージ素材で作ったシュミーズドレス。当時は戦争を避けて疎開していたセレブな婦人達に大人気となります。また黒という色は喪に服すときに使うのみだったのを、シャネルは「リトル・ブラック・ドレス」として黒の衣装を発表しました。また男性の衣装を女性向けにアレンジしたりと話題のあるファッションを提供していきました。女性がパンツを履くスタイルもシャネルが広めたのです。
シャネルは香水とアクセサリーにもブランドとして確立していきましたが、第2次世界大戦勃発からシャネルは店をいくつか閉店せざるを得なくなり、更にドイツ人との愛人問題によって苦しい展開になります。しかし10年後、シャネルは店を復活し、オートクチュール・コレクションを復活させました。
シャネル自身は1971年に没しましたが、シャネルの意思をカール・ラガーフェルド(Karl LAGERFELD)が引き継ぎ、プレタポルテ・ジュエリー・香水・化粧品など様々なアイテムを展開し、ココ・シャネルのブランドを現在も伝えています。
現在のシャネル
シャネルは日本では2000年に入ってから表参道、銀座にと、シャネル専門のブティックが登場しました。シャネルのブランドはオートクチュールとプレタポルテ、化粧品、香水、ジュエリー、腕時計などに展開し、現在に至っています。2006年の今年10月はシャネルから新しい化粧品が発売されますね。その名も「プレシジョン ナノローション」。何でもアジア女性向けの化粧品だとか。シャネルはフランス発のファッションブランド。アジアにも目を向けてくれているのは、日本人としてはうれしい限りです。
シャネルの服について言うなら、シンプルさと動きやすさ、そしてエレガントさをより深く追求しています。ツイードスーツを女性向けにしてくれたのもシャネルです。戸外で活動する女性向けにスタイルを提供してくれたシャネル。今はカール・ラガーフェルドによってシャネルの本質を残したまま新しいスタイルを現在提供してくれています。